はじめに

白バラとの出会い  サイト開設の目的  サイト内のご案内  管理人について

白バラとの出会い

1987年3月、ある新聞を読んでいた時のことでした。『西ドイツの「日本とは大違いの」平和教育』というタイトルで、西ベルリン(当時)にある大学の客員教授として1年間西ドイツに滞在した方が、幼稚園から高校まで、様々な学校を訪ね歩いて知った両国の歴史教科書の違いについて語っている記事。この中にショル兄妹の小さな写真と短い説明が載っていたのです。

彼らに興味を持ち、図書館で白バラについての本を探して『白バラは散らず』(インゲ・ショル/未来社)を読みました。またその後、大きめの書店をハシゴして見つけた関連書をすべて購入しました。けれど、それらを読んでもまだよくわからないことが多かったです。次第に、彼らを理解するには文学、哲学、そして聖書の知識が必要ではないかと思うようになり、1993年、東京・四谷のイグナチオ教会で開かれていた「キリスト教入門講座」に思い切って通い始めました。教えてくださった先生はミュンヘン大学哲学科卒のドイツ人の神父さん。信仰には目覚めませんでしたが、1年間、ほとんど欠かさず通い続けました。

数年間、彼らが第二次世界大戦下のドイツで行った抵抗運動、撒かれたビラの文章、彼らの信仰、などについて考えながら過ごしていましたが、とにかく列車でミュンヘン−ウルム間を往復したい、イギリス公園(ガルテン)を散歩したい、ミュンヘン大学にある彼らを記念したレリーフや広場を見たい、そんな気持ちが強くなり、1996年4月、ミュンヘンへと旅立ったのでした。サイト名にある「庭」(ガルテン)は、この時の思い出がもとになっています。

サイト開設の目的 

サイトを開設した2001年当時、日本で白バラを主題にした本は、私が知る限り9冊だけでした。また、ネットで検索してみても表示される件数は多くなく、詳しいページも見つけることはできませんでした。

出版されたものは、そのほとんどが60年代から80年代のもの、つまり「西ドイツ」時代の情報、考察。ドイツ統一後、新たな発見や解釈から白バラに関する本がドイツで出版されてその翻訳が出るかもしれない、と期待しましたが、結局、90年代に日本で出版されたのは2冊だけ。そして時が経つにつれ、絶版状態となっていく本も複数ありました。しかし、これは仕方のない事なのかもしれません。どの本も「白バラが日本で知られているとは言いがたい」という説明のもとに始まっています。知っている人がいなければ本に興味を持つはずはないし、興味を持たなければ買うはずもないし、売れないとわかっていれば出版するわけにもいかないだろうし。だから、とにかく知ってもらいたい、と思いました。できれば中学・高校生に。

中学・高校生に知ってもらい、白バラに関する本を読んでもらいたい。そしてその中から将来大学などでさらに調べて(研究というのでしょうか?)みたいと思ってくれる人が一人でも現れたら嬉しい、と。それがこのサイト開設の目的です。そしてさらに、ドイツ語の勉強もして頂いて、白バラ関連の翻訳本を出版する側になってもらいたいという、壮大で超他力本願な野望も持っております。

2011年現在、ネット上ではウィキペディアにも載っていますし、映画『白バラの祈り』の日本公開(2006年)以降、映画の感想と一緒に白バラについての文章も見かけるようになりました。「白バラって何?」と思った人がいても、いまでは容易に情報を得られるようになったと思います。映画に関連してゾフィー・ショルの尋問調書も出版されましたし、本当に、映画『白バラの祈り』公開のおかげで、サイト開設当初の目的は達成されていますが、まぁこのサイトはこのまま残しておいてもいいかなと。次の10年で状況がまた変わるかもしれません。とりあえず2021年までを目標に、時々メンテナンスしながら続けていこうと思っています。

(2011年6月21日)

サイト内のご案内 

おおまかにはトップページに書いてありますが、ちまちまと作りたしてきたため階層が深くなっているところもあります。
白バラの庭
トップページ。サイト開設日のところに更新履歴ページへのリンクがあります。
はじめに
このページです。サイトについてのご説明。
白バラとは
白バラの成り立ちと活動などの紹介。また、白バラについての本を読むと出てくる、あまりなじみのない言葉についての簡単な解説集があります。映画『白バラは死なず』『白バラの祈り』についてもこちら。
人物紹介
白バラの活動にかかわった人々の紹介ページ。
Library
参考図書の紹介ページ。
分類は「白バラ」、「キリスト教」、「ドイツ近代史」、「その他」と、同時代が舞台になっている映画を集めた「映画」。
各ページで本・映画が増えてくると、白バラとの関係がうすいものから「書庫」へ移動させています。
Links
参考サイトの紹介ページ。
東屋
BLOGです。掲示板(2005年6月末閉鎖)等でいただいた情報を整理・保存しています。「白バラ」に限定せず、「20世紀前半のドイツに関係するもの」を集めています。

管理人について 

名前:   くみ
年齢:   1968年生まれ
出身地:  東京
言語:   日本語、高校卒業程度の英語。ドイツ語はぜんぜんダメ。
購読:   朝日新聞
信仰:   なし

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