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ドイツ(近代)史 (タイトル/著者/訳者/出版社/年)


 言葉の力 ヴァイツゼッカー演説集 岩波現代文庫/永井清彦 編訳/岩波書店/2009
西ドイツ第六代大統領であり、統一ドイツ初代大統領でもあったリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー。敗戦四十年を機に連邦議会でおこなった「荒れ野の四十年」など、十一篇を集めた演説集。1993年2月15日にミュンヘン大学でおこなった演説「無関心の名の、心に着せた外套を脱ぎ給え」も入っています。

ヒトラーに抗した女たち その比類なき勇気と良心の記録/マルタ・シャート/田村万里、山本邦子訳/行路社/2008
取りあげられた女性たちは有名無名の芸術家、ジャーナリスト、医者、政治家、教師、学生、そして妻や母。出身も上流階級から労働者階級に至るまで多種多様でその闘いの動機もさまざまです。第4章『政治的抵抗』ではミルドレッド・フィッシュ=ハルナック(ファルク・ハルナックの兄嫁)が、また、第6章『学生の抵抗運動』ではゾフィー・ショルが取りあげられています。

語り伝えよ、子どもたちに ホロコーストを知る/S.ブルッフフェルド、P.A.レヴィーン、中村綾乃(日本語版)/高田ゆみ子訳/高橋哲哉解説/みすず書房/2002
スウェーデン政府のプロジェクト「生きている歴史」叢書の一冊。迫害に関しては「ジプシー」「同性愛者」「障害者」についても書かれているし、「被害者」だけでなく「加害者」と「傍観者」の証言も多数。また、年表(1920年から)、写真、絵、地図なども多く、用語解説ページもあります。

ナチス・ドイツと聴覚障害者 断種と「安楽死」政策を検証する/中西喜久司/文理閣/2002
財団法人日本聾唖連盟の機関紙「日本聴力障害新聞」に1982年から1987年まで連載された「ナイスドイツ第三帝政下の聴力障害者」をまとめたもの。本書は、聴覚障害者に絞られていますが、ナチスによる障害者の断種と「安楽死」についての「障害者の立場から記述した文献」です。第9章「ドイツ抵抗運動と「安楽死」」では、白バラについてかなり詳しく書かれています。

ドイツ社会史/矢野久、アンゼルム・ファウスト編/有斐閣/2001
19、20世紀のドイツ社会史概説書。特に第U部では、社会構造史と日常史の接点となる問題をテーマ選び、200年間の動向を特徴づけています。第6章が「青少年」についてで、ワンダーフォーゲルやヒトラーユーゲントについて、また、ハンブルクのスウィング青年、ルール地方のエーデルワイス海賊についても書かれています。テーマは他に、第5章「人口と家族」、第7章「ジェンダー」、第9章「マイノリティ」、第10章「日常と余暇」など、興味深いものが多いです。

ヒトラー・ユーゲント(中公新書)/平井 正/中央公論新社/2001
戦時下のユーゲントについてよりも、成り立ちから1930年代の活動についてが中心です。ユーゲントの組織拡大に努めたシーラッハや取り入れられた青年運動的要素について詳しく書かれています。

ヒトラーのニュルンベルク 第三帝国の光と闇/芝健介/吉川弘文館/2000
ヒトラーが「最もドイツ的な街」と呼び、1938年までの党大会、ニュルンベルク法、ユダヤ人強制移送、戦後の国際軍事裁判など、ナチス・ドイツの歴史の舞台として有名なニュルンベルク。この街で起きた事件を中心にナチズム・戦争・ホロコーストの、ヒトラーの時代について書かれています。特にニュルンベルク党大会の為にアルベルト・シュペーアが作った「光のドーム(大聖堂)」や、レニ・リーフェンシュタールが作った党大会を記録したフィルム『信念の勝利』と『意志の勝利』が、権威を可視化し、ヒトラーをカリスマ化するのに役立っていたことなどが興味深かったです。

(地図で読む世界史)ヒトラーと第三帝国/リチャード・オウヴァリー/秀岡尚子/河出書房新社/2000
1918年から第二次大戦後の占領下時代まで、「人種問題と人種差別」「海戦」「空軍の戦い」など各分野、側面でのデータを地図上またはグラフ上に表し解説した、社会科資料集のような本ですが、時代を絞っている為わかりやすいです。

私は証言する ナチ時代の日記 1933-1945年/ヴィクトール・クレンペラー/石田勇治・解説/小川-フンケ里美、宮崎登・訳/大月書店/1999
ドイツを代表する仏語・仏文学者で著名な言語学者でもあったクレンペラーが、ユダヤ人としてナチ時代に経験したすべてのことを書き綴った日記。東独ドレスデン公立図書館文書室に保管されていた日記は壁崩壊により西側にも知られるようになり、1995年に『私は証言する、最後まで』として出版され、ミュンヘン市ショル兄妹賞を受賞したそうです。この日本語版はドイツで教材用に編集された廉価版を翻訳したものですが、訳者による注が非常に細かく、日ごとについているので、反ユダヤ人政策の展開がよくわかります。

HOLOCAUST ホロコースト 絶滅収容所の記憶/西井一夫 編/毎日新聞社/1999
毎日ムック・シリーズ20世紀の記憶。タイトルの通り絶滅収容所の写真がほとんどですが、白バラについても、1ページだけですがありました。ロシア前線実習へ向かう列車の中で撮られた写真が一枚載っています。しかし「ハンス・ショル(右)とアレクサンデル・シュモーレル」というのは・・・。ピンぼけ気味ですが左がハンス、右がアレックスだと思います。文中や巻末の年表にもいくつか引っかかる箇所がある(「古い友人のグラーフとともに」「2/21手斧による斬首刑執行」)のですが、キャプションはどうでも写真資料としておすすめです。

ナチ独裁下の子どもたち ヒトラー・ユーゲント体制/原田一美/講談社/1999
青少年をめぐる教会との闘争や、戦時下の学童疎開、戦闘員への動員など、設立から終戦までのヒトラー・ユーゲントについて。女子教育についても触れており、「将来の兵士の母」という女性性を目標にしながら、実際には健康でたくましい子供を生むためには健康でたくましくあれ、と男子と同じく女子にも肉体的鍛錬の割り当てがあるなど、「青少年」として男女の差がなかったことなどがわかります。第五章「反抗する若者たち」では青少年の組織的掌握体制が完成された頃から目立つようになってきた、スウィング青年、エーデルワイス海賊などの「青少年の逸脱行動」についても書かれています。

エーデルヴァイス海賊団 ナチズム下の反抗少年グループ/竹中暉雄/勁草書房/1998
ヒトラー・ユーゲントと激しく対立し、ナチス当局が取り締まりに頭を痛めるほどの「反抗」した「エーデルヴァイス海賊団」。少年労働者たちによる、あまり組織的ではない自然発生的な諸集団の代名詞的存在の集団である彼らの素性や活動、その動機について。

ナチ強制・絶滅収容所 18施設内の生と死/マルセル・リュビー/菅野賢治/筑摩書房/1998
ナチスが建設・運営した12の強制収容所と6つの絶滅収容所、そこから派遣されてくる労働分隊を受け入れていた無数の衛星キャンプを取り上げています。各収容所の特徴なども書かれていて(ダッハウに集められた名誉囚人たち、強制労働にからむ企業など)、収容所についての辞典のような本です。

「ジプシー収容所」の記憶 ロマ民族とホロコースト/金子マーティン編/岩波書店/1998
日本ではあまり知られていないロマ民族の迫害体験について。フィロメナ・フランツさんが強制労働収容所や絶滅収容所での体験を書いた自伝(第T部)と、編者によるフィロメナさんへのインタビュー(第U部)からなっています。自伝は少女時代から始まり、「ジプシー」と呼ばれた人々の暮らしも語られています。第U部では90年と92年に行われたインタビューから、記憶違いなどによる誤りを正してゆき、フィロメナさんの自伝を確かな歴史史料にしています。

ナチズム下の子どもたち 家庭と学校の崩壊/エーリカ・マン/田代尚弘/法政大学出版局/1998
著者はトーマス・マンの長女。ヒトラー・ユーゲントについて書かれていますが、本書が出版されたのは1938年のアメリカで(原書タイトルは「野蛮人の学校」)、世界にナチスの手口(逃れようのない教育システム)とドイツの現状(及び近い将来)を訴えることを目的としています。

ドイツにおけるナチスへの抵抗1933-1945/ペーター・シュタインバッハ、ヨハネス・トゥヘル編/田村光彰 他/現代書館/1998
第6章が「白バラ」について。ハンスとゾフィーの尋問調書は、東独国家公安省によって公表されないままだったもの。アレックスが警察で書いた「政治的信条書」もあり、書簡や日記など自身の書いたものが少ないアレックスに関しての貴重な資料と言えます。また、第3章「キリスト者の抵抗」の中にガーレン司教の1941年8月3日の説教(障害者の安楽死措置を非難)の全文が載っています。

ヒトラー暗殺計画と抵抗運動/山下公子/講談社/1997
第4章の中の「若者たち」で青年運動や白バラが取り上げられています。告白教会についてのページも少なく、やはり中心は1944年7月20日の暗殺未遂についてです。

ピンク・トライアングルの男たち/ハインツ・ヘーガー/伊藤明子/パンドラ/1997
副題「ナチ強制収容所を生き残ったあるゲイの記録」。ピンク・トライアングルとは、同性愛者が収容所において上着に囚人番号とともに縫い付けられていたピンクの逆三角形(ユダヤ人は黄、政治囚は赤、刑事囚は緑、など)のこと。ひと目で「罪状」のわかるこの印のために他の囚人からも差別を受ける、収容所内の最下層におかれた人々について。1939年から1945年まで収容所にいたある男性の体験を、著者が文章に再現、報告しています。

若き教養市民層とナチズム ドイツ青年・学生運動の思想の社会史/田村栄子/名古屋大学出版会/1996
第八章『「同盟青年」運動の「崩壊」と「抵抗」』の中で、「「白バラ」学生グループの「抵抗」運動の歴史的位置を測定」しています。白バラに注目した章であるせいか、青年運動を扱った他の文献よりも、ハンスが活動に参加していた「d・j・1・11」や、ヴィリーが参加していた「新ドイツ」、について詳しく書かれています。

ナチズムと強制売春 強制収容所特別棟の女性たち/クリスタ・パウル/イエミン恵子 他/明石書店/1996
強制収容所内に設置されていた売春施設について。主にカポ(SSに協力した囚人)用の施設でしたが、ナチスが女性囚人たちの性を売っていた事実を明らかにする元囚人たちの報告、証言があります。また収容所以外の地に設置された国防軍用売春施設についても書かれています。

ナチ強制収容所/長谷川公昭/草思社/1996
1930年代初めにはまだ、政治犯などの再教育の場との考え方もあった収容所が、戦争と共に労働−絶滅と数回姿を変えていく様子がわかります。末期の強制収容所(ガス室によるユダヤ人大量虐殺)だけが知られているせいか、ここでは特に、現在もある有名企業による収容所の労働力利用や、収容所での抑留者、親衛隊それぞれの日常など隠れてしまっていた全体像に迫っています。

ヒトラー独裁下のジャーナリストたち/ノルベルト・フライ、ヨハネス・シュミッツ/五十嵐智友/朝日新聞社/1996
ヒトラーの首相就任に対して辛らつな社説を載せたのはごく一部の新聞で、多くはナチス政権はすぐに破綻すると楽観視していた。1930年代のジャーナリストたちを紹介しながら、大新聞、婦人雑誌、ラジオ放送、映画など各メディアごとにその後を解説。

ナチス もう一つの大罪/小俣和一郎/人文書院/1995
純粋アーリア人であっても「価値の無い生命」として抹殺されていった障害者、精神病者。彼らに対する組織的殺人、T4作戦の記録。現代医学・医療問題にも通じる安楽死、脳死、出生前診断などを取り上げた最終章「今日的課題」が特に興味深かったです。

シュミット夫人たちの戦争 第二次世界大戦下のドイツ女性/コリン・タウンゼント、アイリーン・タウンゼント編/グループ・サイファー訳/近代文藝社/1995
1989年にイギリスで出版された「War Wives」(第二次世界大戦を体験した英・独の94人の女性の話を集めた証言集)のドイツ女性の部分を訳出したもの。イギリス女性の部分は「スミス夫人たちの戦争」として1993年に翻訳・出版されています。どちらも食糧事情の悪さ・空襲の恐怖・疎開・子どもたちの健康の話が多いのですが、ドイツ女性の証言である本書には、ポーランドへ送られるらしいユダヤ人が長い列を作って通り過ぎていく様子(1942年)、進軍してきたロシア兵による強姦、ドイツ敗北に伴う東部での報復行為(1945年)など、「銃後」ではない戦争体験の証言もおさめられています。

世紀末ドイツの若者 (講談社学術文庫)/上山安敏/講談社/1994(1986三省堂)
ワンダーフォーゲルから始まる学生組織について。キャバレー、カフェに代表される頽廃的なイメージの世紀末とは異なる、国内を歌い歩いた反世紀末的青年たち。速記術、決闘、菜食主義などの細かな事柄を多く紹介し、全体像を浮かび上がらせています。終章で「ナチズムへの連続性と断続性」も語られています。

沈黙という名の遺産 第三帝国の子どもたちと戦後責任/ダン・バルオン/姫岡とし子/時事通信社/1993
第三帝国の中枢部にいた人物を含む、ユダヤ人絶滅計画の関係者の子どもたち対し、1985年から4年の歳月をかけて行われたインタビュー記録。虐殺を可能にした心理、なぜ殺人者たちは正気を失わずに任務を遂行し、しかも自分を道徳的、人間的な存在と思い続けられたのか?また帝国崩壊後に彼らが自らの行いを認めなかった心理とは?

ベンヤミンの生涯 (平凡社ライブラリー)/野村修/平凡社/1993(1977 平凡社)
ユダヤ系ドイツ人の批評家ヴァルター・ベンヤミン(1892−1940)の生涯。彼が20代半ばまで青年運動に加わり活動していたため、成立期から第一次世界大戦までのワンダーフォーゲルの流れについても書かれています。

切りとられた時 イギリスとドイツ 第二次世界大戦下の学童疎開/イリスの会 編/阿吽社/1993
ドイツの学童疎開についてはページ数が少ないのですが。イギリスとドイツの比較から、それぞれの社会が抱えていた問題の違いなどもわかります。ドイツの場合は疎開費用は全額公費からでしたが、イギリスの場合はケースによって異なり、非常に複雑。またロンドンやリヴァプールなど、大都市の貧困層の実体を見ることのなかった地方の人々は、ぼろを纏い、不衛生で、何の躾もされていない、野蛮人のような子どもたちにショックを受けたそうです。ドイツでは、学童疎開により引き離された子どもがユーゲントの指導者に洗脳されるのでは、という不安が反ナチ・非同調者の親にはありました。

ナチスに権利を剥奪された人びと/H・フォッケ、U・ライマー編/山本尤、伊藤富雄/社会思想社/1992
ナチス時代の様々な人々の証言による「抵抗」「ユダヤ人」「強制収容所」「東欧占領」。「抵抗」の項にハンブルク・白バラのメンバーだったカール・ルートヴィヒ・シュナイダーのかなり長いインタヴュー(1979年6月)があります。戦後まで生き残った「白バラ」の言葉は、日本では関連書籍にあるトラウテ・ラフレンツの手記の抜粋くらいですから、大変貴重な資料だと思います。

ぼくはナチにさらわれた/アロイズィ・トヴァルデツキ/足達和子/共同通信社/1991
4歳の時にポーランドからドイツの孤児院に連れて行かれ、「ポーランドの暴徒に虐殺された親衛隊指導者」の父親と、「出産で死亡した」母親、そしてドイツ人の名前を与えられた著者。戦後生まれのドイツ人の友人への手紙という形をとり、自らの体験を語っています。レーベンスボルンに関するナチスの指令書なども多数収録。

灰色のバスがやってきた ナチ・ドイツの隠された障害者「安楽死」措置/フランツ・ルツィウス/山下公子/草思社/1991
エッセンの「フランツ・サーレス・ハウス」にいた精神・身体障害者の人々(ほとんどが子供)について、1980年代に行われた調査の結果をもとにしたノンフィクション・ノベル。このハウスはカトリック系の施設であるためカトリック教会が安楽死措置中止を求め政府を非難する場面(ガーレン司教の説教など)がありますが、現実には中止指令が出された後にも障害者は殺され続けていました。「小説」の形をとっているため、読む側が障害者、そして彼らを助けようとした人々の恐怖や無力感、絶望感をより強く感じる本になっています。

ボンヘッファー/村上伸/清水書院/1991
ヒトラー暗殺計画の一員として、逮捕・処刑されたボンヘッファー。プロテスタントの牧師であり『山上の説教』をそのままに受けとめていた平和主義の彼が何故国防軍内の抵抗グループに加わりヒトラー暗殺を計画するようになったのか。牧師と暗殺肯定者という謎を解明するため、「罪を引き受ける」思想と行動の一貫性を明らかにし、評価の分かれる彼の生涯を解説・紹介しています。

父の国の母たち 女を軸にナチズムを読む 上・下/クローディア・クーンズ/姫岡とし子監訳、翻訳工房「とも」訳/時事通信社/1990
第三帝国下の女性たちの歴史へのかかわりを取り上げています。上巻では主に時代背景とナチ系女性組織と指導者について、下巻ではプロテスタント及びカトリックの女性たちのナチスへのかかわり方などを示し、1933年以降に政府と各女性団体との間に生まれていった緊張関係を分析しています。ナチスにとって「二流の性(政治活動能力はない)」であった女性は、そのことが逆にカモフラージュとなり、抵抗運動を行いやすかった、とも。

ハーケンクロイツに生きる若きエリートたち 青年・学校・ナチズム/望田幸男、田村栄子/有斐閣/1990
第T部は主にプロイセン・ギムナジウムについて。科目別時間割、生徒の社会構成、大学生の専門分野別社会的出自など、多くの統計表があります。第U部は青年運動について。6章「ナチズムと学生」ではナチス学生同盟についても詳しく書かれています。

抵抗者たち 反ナチス運動の記録/池田浩士/軌跡社/1990(旧版: TBSブリタニカ・1980)
白バラ、クライザウなどもありますが、あまり知られていない組織的抵抗も多く取り上げられています。1940年に『自由な言葉!』(タイプライターか印刷機をお持ちなら、たくさん複写して他の人に渡してください)のビラを作ったハンノー・ギュンターを中心とする青年グループや、1940年から2年間、200以上の手書きのビラを書いてベルリンの街に撒いていた労働者夫婦をモデルにしたハンス・ファラダの小説『だれもが一人で死んでいく』のあらすじも紹介されています。

母と子のナチ強制収容所 回想ラーフェンスブリュック/シャルロッテ・ミュラー/星乃治彦/青木書店/1989
国外で反ナチ抵抗活動をしていたドイツ共産党の女性党員の回想。逮捕後の拘置所、刑務所、強制収容所での体験を語っています。

ナチズム下の女たち 第三帝国の日常/C・シュッデコプフ/香川檀、秦由紀子、石井栄子/未来社/1987
1980年西ドイツ社会民主党の婦人研究班が主催したシンポジウムにおいて語られた10人の女性の体験を収録。ナチス政権掌握時、10代から20代だった社会民主党員、ドイツ少女連盟(女子ヒトラー・ユーゲント)のリーダー、女優など、様々な立場の女性が当時を語っています。

ドイツ青年運動 ワンダーフォーゲルからナチズムへ/ウォルター・Z・ラカー/西村稔/人文書院/1985
19世紀末から1945年までの青年運動の全歴史。ハンス・ショルがヒトラー・ユーゲントから離れた後に参加した青年団「d・j・1・11」についても、指導者エーベルハルト・ケーベルの評伝のような形で創設から紹介されています。

ナチズムと大学(中公新書)/山本尤/中央公論社/1985
中欧の大学の歴史、ナチ政権下の大学の内情など。1932年、ドイツにある23の大学のうち12はプロイセンにあり、大学政策におけるプロイセンの地位は圧倒的だったとのこと。「大学人の抵抗」の項にフーバー教授も出てきます。

ヒトラー暗殺計画(中公新書)/小林正文/中央公論社/1984
1944年7月20日のシュタウフェンベルク大佐らによるヒトラー暗殺計画について。反ナチ抵抗運動の一つとして白バラが短く紹介されています。また、暗殺未遂・逮捕後の裁判には、ショル兄妹らを裁いた民族裁判所の裁判長フライスラーが出てきます。

反ナチ抵抗者の獄中書簡(新教新書)/ゴルヴィッツァー編/大岩美代/新教出版社/1961(1996年復刊)
1930年代から1945年までにナチスに対して抵抗運動を行い捕らえられた人々の、刑務所や収容所から家族や友人へ宛てた手紙、メモ他。抵抗者の立場は牧師、神父、修道女、軍人、学生、社会主義者など、ボンヘッファーやモルトケ、名前も残っていないズデーテンラントの農村少年まで様々。白バラのフーバー教授の法廷における最後の陳述と、処刑当日に書かれた家族への最後の手紙もおさめられています。

白バラ キリスト教 ドイツ(近代)史
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