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白バラ キリスト教 ドイツ(近代)史
その他 映画 書庫



ドイツ(近代)史 書庫 (タイトル/著者/訳者/出版社/年)

レニ・リーフェンシュタール 20世紀映像論のために/平井正/晶文社/1999
レニ・リーフェンシュタールが追求した美について。非政治的で美的だったことが政治の美学化に役立ち、ナチ「共鳴」映画の傑作を生み、ナチスの宣伝にとって意味ある仕事となった。本書では彼女の製作映画を全て取り上げ、特に「意志の勝利」「オリンピア(民族の祭典、美の祭典)」は各シークエンスを写真と文字で再現しています。

ヒストリカル・ガイド ドイツ・オーストリア/坂井榮八郎/山川出版社/1999
中欧の歴史について書かれています。ローマ帝国時代から始まっていますが、主として近代ドイツ史、19世紀のドイツ帝国成立以降が中心です。コンパクトで、旅行案内的な要素もあり読みやすいドイツ史ガイド・ブックです。

ドイツ教養市民層の歴史 (講談社学術文庫)/野田宣雄/講談社/1997
18世紀の教養市民層の成立から20世紀初めまで。第2章では、教養市民層が大きな比重をしめる近代ドイツの宗教社会学的構造の全体が、ナチズムという現象を生み出したのではないか、との仮説が提示されています。全体的に、イギリスとの比較によりジェントリ及び宗教を解説していますが、イギリスについての分量が多いので少々わかりにくいかも知れません。

武装SS ナチスもう一つの暴力/芝 健介/講談社/1995
親衛隊の中にも様々な部門があり、それは組織図を見て知ってはいましたが、親衛隊士官学校があったということはやはり軍隊なわけですね。警察系と軍隊系のうちの軍隊SSについての本です。強制収容所は軍隊系の管轄で、しかしそこへ人を送り込むのは警察系?私にはまだ難しすぎました。

水晶の夜 ナチ第三帝国におけるユダヤ人迫害
/H−J・デッシャー/小岸 昭/人文書院/1990
1938年11月にパリで起きたユダヤ人少年による公使館書記官フォム・ラート殺害事件がきっかけとなり、ドイツ中でシナゴーグ(ユダヤ教会)やユダヤ人の経営する商店が破壊された全国規模の迫害事件である「水晶の夜」。ナチスがこの殺害事件を利用し、「ユダヤの陰謀」説を国民に吹き込んでいき、また様々な政令を出してユダヤ人の権利と財産を取り上げていく様子がわかります。



キリスト教 書庫 (タイトル/著者/訳者/出版社/年)

『新約聖書』の誕生/加藤隆/講談社/1999
イエスは人々に直接語りかけることを活動の中心とし、自ら文書を書き残すことをしなかった。イエスの死後の弟子たちの活動についてや、イエスを直接知る人がいなくなったあとにパウロが残した数々の書簡が流布し権威を持っていったことなど、新約27文書が成立していった状況と300年の歴史を整理しわかりやすくまとめてあります。第一章は「イエスの時代」から始まっているので、新約聖書に出てくる人々、ファリサイ派やサドカイ派とはどういった人たちなのか、また一般ユダヤ人がどのような立場におかれていたのかを知ることができます。

聖人辞典/ドナルド・アットウォーター、キャサリン・レイチェル・ジョン/山岡健/三交社/1998
ローマ教皇辞典/マシュー・ヴァンソン/長崎恵子・長崎麻子/三交社/2000
上記2冊は高価なのですがおすすめです。本当に「辞典」で西洋史の勉強にとても便利。

「聖書は初めて」という人のための本/内田和彦/いのちのことば社/1999
旧約の創世記から新約のヨハネの黙示録までを一つひとつ取り上げ、そこに何が、あるいは何について書かれているのかを簡潔に解説しています。口語訳、新共同訳など、何種類かある日本語聖書についてや、章と節、原典と翻訳についての説明もあります。教会に通っていない、身近に質問できるクリスチャンがいない人達への、聖書を正しく理解するための「聖書の読み方」、アドヴァイスが書かれた小冊子です。

戦争の罪責を担って 現代日本とキリスト者の視点(新教新書)/渡辺信夫/新教出版社/1994
1993年から1994年の三つの講演『8・15とは何であるか』『学徒出陣五十年の負債』『現代日本を見るキリスト者の視点』を本にしたもの。戦前の高等教育について「バルトの神学はドイツにおいては抵抗の原動力として作用したのであるが、日本では国家に忠実な愚か者を作り出す効果を上げた」という文に驚きました。「大東亜共栄圏に在る基督教徒に送る書翰」についても少しですがふれています。

アルプスの少女ハイジ・夢紀行/NHK取材班 他/日本放送出版協会/1990
アルプスの食事(パン文化史)、19世紀のフランクフルト(ドイツ近代史)、おじいさんの回心(ドイツ口承文芸)などを各専門家がやさしく解説。この放送、見たかったです。



その他 書庫 (タイトル/著者/訳者/出版社/年)

総統の子ら/皆川博子/集英社/2003
ナチス時代の少年たちを描いた小説。ナポラ入学試験を受けに行くために乗った列車で出会ったカールとエルヴィン。ドイツ少年団からナポラ、SS、武装SSなど、少年がナチ・エリートとして育てられていく過程が書かれています。

ヴィリーへの手紙/ルッツ・ファン・ダイク/山崎恒裕/ポプラ社/2002
ナチス時代の同性愛者についての小説、なんですが、実話をもとに書かれているようです。巻末には刑法175条をめぐるドイツの歴史がわかる「同性愛者に対する迫害の歴史年譜」(1871年〜2000年)があります。

クィア・サイエンス 同性愛をめぐる科学言説の変遷/S・ルベイ/監修:伏見憲明、訳:玉野真路、岡田太郎/勁草書房/2002
「本書は、単に科学的に同性愛の「原因」を追求した成果を並べ立てているだけではなく、その科学による「原因」追求がいかなる社会的意義を持つのか、社会と科学、科学と人間との関係、倫理と科学が孕む問題等々にまで議論を広げている」。第一章では特に、ヒルシュフェルトを中心に19世紀末から20世紀初めの同性愛者の文化と刑法第175条について詳しく書かれています。

美の魔力 レーニ・リーフェンシュタールの真実/瀬川祐司/パンドラ/2001
「ドイツ史関連」の方へ入れようかと思ったのですが、映画、映像に重点を置いている本なのでとりあえずこちら(「その他」)へ。オリンピアや党大会三部作のカットを細かくチェックし、彼女の大胆な編集(映像の使いまわし、再現、裏焼き、ヒトラー演説を分解、前後入れ替え等)箇所を指摘。その美的効果について考察しています。「記録」映画と言われるこれらの作品では「記録の真実性」は考慮されておらず、再現や演出を多用していることからも、リーフェンシュタールの芸術至上主義がよくわかります。

「罪と罰」を読む/高橋誠一郎/刀水書房/2000
ハンスやヴィリーの書簡集を読んで以来、ドストエフスキーの「罪と罰」を読んでみたいと思っていましたが、その長さ(文庫で全3巻)に二の足を踏んでいました。それでまず入門書を。同時代の小説と比較し、また登場人物の人間関係や心情、職業などを他の有名な作品を例にあげて説明するなど非常にわかりやすいです。

ドイツ法入門 [改訂第4版]/村上淳一、ハンス・ペーター・マルチュケ/有斐閣/2000
中世から現代までのドイツの法の歴史と、現在の憲法、行政、民法、刑法などの解説。ナチス時代の反省から始まる項目が多いので、何がどう変わったのかがわかりやすいです。選挙権、兵役、婚姻、信仰の自由についてなど。

二十世紀思想渉猟(岩波現代文庫)/生松敬三/岩波書店/2000
全ては読んでおらずナナメ読みのままですが・・・。読書日記のようなスタイルで、現代思想のるつぼ1920年代のワイマル・ドイツの文化を考察。「二十世紀思想の地層を発掘」しているだけあって、この時代の文化諸領域に光を当てています。第15章が「ドイツ青年運動」。運動の基本的特色などを紹介し、また、青年運動に関わった経験のある知識人(ハイゼンベルク、ベンヤミン)たちの著作、書簡から青年運動の一般的性格を描き出しています。他に「ベルリン・ダダ」「新聞の文化史」など。

花の神話と伝説/C・M・スキナー/垂水雄二・福屋正修/八坂書房/1999
辞典式にその植物が出てくる神話や民話などを紹介。バラにはかなりのページ数が割かれています。

ソフィアの白いばら/八百板洋子/福音館書店/1999
著者が1970年に留学したブルガリアのソフィア大学の寮で出会った世界各国の友人たちのことを書きとめた本。突然家族とともに西側へ亡命し音信不通になったルーマニア人。ナセル大統領の死後、国の体制が大きく変わり帰国できない立場になってしまったエジプト人。アメリカとの戦争の続く祖国へ医療活動のために一時帰国し亡くなったベトナム人。白バラとは関係ないようですが、あとがきの1行目には「白バラは、愛の花ではありません。民族の自由と尊厳を求める、抵抗の花です。」とありました。

ヒトラーと闘った女性たち/J・ペイシャ/友枝久美子、矢田祐華子/新教出版社/1997
副題「ルート・フォン・クライスト=レッツォウ夫人の生涯」、伝記小説です。告白教会の人々を陰から支えていたプロイセン貴族のルートを軸にクライスト家、ビスマルク家など彼女の一族について書かれています。孫たちの学校選び、堅信礼のための宗教教育を依頼する牧師探しに苦労したことなどは、政府も学校も教会すらも信じることが出来なかったこの時代を象徴する話でしょう。後半はディートリヒ・ボンヘッファー(孫のマリーアと婚約)との友情が中心になります。19世紀半ばから始まるのでかなり長いのですが、プロイセン貴族、ユンカーに興味のある方には前半もおすすめです。第一次大戦あたりから読みたい方は第4章からでも。ルートの孫、アレクサンダー・シュタールベルクも「回想の第三帝国 上・下」(平凡社)で7月20日の暗殺計画までの一族について書いています。

死の泉/皆川博子/早川書房/1997
純粋なアーリア人を増やす為の施設「生命の泉(レーベンスボルン)」や、その為に東欧からさらわれて来たアーリア人種の子供達、不老不死研究をする医師など、日本人にはあまり知られていないナチスの一面を軸にした1943年〜戦後が舞台の小説。私生児を身ごもった主人公が施設を訪れるところから始まりますが、子供の父親は白バラを秘密警察に密告した”愛国者(裏切り者)”、また主人公は、家庭をもった優しい人クリストフに惹かれていたという設定になっています。

花と狼の帝国1巻〜4巻 (HLCコミックス)/藤田貴美・山下友美/白泉社/1996-1997
1941年〜42年のミュンヘンを舞台にした医大生、ユダヤ人、孤児、障害者、ヒトラー・ユーゲント、軍人、SSなどが登場する歴史漫画。『セリエ・ミステリー』で連載されたそうですが、完結せずに連載終了となっています。白バラはまったく異なったグループとして出てきますが、医大生が関わっているあたりは同じです。

ロシア民話選 ロシア民話とアファナーシェフの世界/宮川やすえ/明石書店/1996
ロシア人の乳母にロシア語を母語として育てられたアレックスの背景を知ろうと思い読んだ本。ロシア〜ドイツの民話には似通った話も多く、『おおかみとやぎ』はグリムの『七匹の子やぎ』とほぼ同じです(助かった子やぎが隠れていたのが柱時計の中ではなくペチカの陰、ロシア版は狼の腹に石を詰めたりはしない)。『馬鹿のおおかみ』で、子豚を狼に狙われた母豚が、生まれたばかりで洗礼も受けていない、名付け親になってくれ、と狼の気をそらそうとするのが面白かった。

ドイツ・ミュンヘンの散歩道/原 知里/東京書籍/1996
白バラのために読んだわけではなく、ミュンヘンへ行った後に見つけてなんとなく買ってしまった本。写真が豊富で、現在のヴィテルスバッハ家当主の甥プリンツ・ルイードポルトやミヒャエル・エンデ氏へのインタヴューなどバイエルンならではの話もあります。

ドイツ=鉄道旅物語/野田隆/東京書籍/1995
これはミュンヘンへ行く前に予習のつもりで読んだ本。ハンスたちはもちろん列車で国内移動していたわけで。今と当時とでは比べ物にならないほど快適な旅になってしまうでしょうが(しかもヨーロッパ・パスを使って一等車に乗った・・・)、それでもミュンヘン−ウルム間を列車で往復したくて。ミュンヘン−インスブルック間も乗りました。車掌さんとは違う制服の人が回ってきてパスポートを見せる(だけ)のですが、クリストフがインスブルックにいた頃は、オーストリアはドイツに併合されていたから軍人証を見せるだけだったのかな、などと思ったり。

思想としての動物と植物/山下正男/八坂書房/1994
「白バラ」の名の由来を探していて見つけた本。ゆえに第二部の「植物と哲学」をメインに読みました。観念論と存在論、聖書における植物のたとえ、哲学・宗教と植物イメージなど、参考になりました。しかし難しかった。

エリザベート ハプスブルク家最後の皇女/塚本哲也/文芸春秋/1992
この本で突然有名になった、マイヤーリンク情死事件のルドルフの娘、エリザベートの読み物風な伝記。19世紀後半から第二次大戦後までの旧オーストリア・ハンガリー帝国が舞台となっていますが、エリザベートがまったく出てこない章もあり、ナチス・ドイツに関する本としても読めます。

感覚変容のディアレクティク 世紀転換期からナチズムへ/三宅晶子、惣那敬三、山内正平 編/平凡社/1992
「生活感覚の変容過程から時代のダイナミズムを読とろうとする」個別テーマの集合体。工業技術、生活様式、価値観など様々な分野から、またさらに細かいテーマから成っています。その内の一つが「スウィング・ハイル!」というタイトルで、ヴァイマール文化の中のジャズとその後のスウィング青年について。

トーマス・マンとその時代(中公新書)/小塩 節/中央公論/1992
作品解説と伝記。著者は晩年のマン夫人と知り合いだったそうで、夫人がマンについて語ったことなども載っています。作品解説は紹介といった感じなので未読の方が読んでも問題ないかと思います。

回想 上・下/レニ・リーフェンシュタール/椛島則子/文藝春秋/1991
ナチスのプロパガンダ映画とされる「オリンピア」「意志の勝利」を監督したリーフェンシュタールの自伝。上巻が1902年生まれの彼女の少女時代から1945年の終戦直後まで、下巻が戦後から本書執筆の始まった1980年代までです。党大会を撮影した「意志の勝利」に関して、ヒトラーはニュース映画ではなく芸術作品を望み、ナチスからは何の指示も出なかったという。むしろゲッペルスから受けた妨害についての話が多い。フランスでも絶賛された(1937年のパリ万博で金賞)芸術作品であり、「オリンピア」も含めて決してプロパガンダ映画などではないという、戦後の彼女の闘いも興味深いです。

私のミュンヘン日記(中公新書)/子安 文/中央公論/1986
母親の著書「ミュンヘンの小学生」の主人公である文さんが、両親と別れてミュンヘンに残った、14歳からの6年間を綴った本。彼女の生活はシュヴァービングが主で、白バラ関係者の日記や書簡に出てくる通りや公園が多数出てくるので個人的にかなり楽しめました。



映画 書庫

スカートの翼ひろげて/監督:デビッド・リーランド/脚本:D・リーランド、キース・デューハースト/出演:キャサリン・マコーマック、レイチェル・ワイズ/英1997/111分
1941年、第二次大戦下のイギリス。長引く戦争のため、出征していった男たちは農村にもどらず、英国の食糧事情は悪化していた。お嬢様のステラ、労働者階級のブルー、高学歴のアグはそれぞれ『農業促進婦人会』に志願し、ドーセット州に派遣されて来た。雇い主のローレンス家に下宿しながら畑仕事と牛の世話に追われる日々。夜には遠くの軍施設が空爆を受けている音と光も届く。そんな明るくはない暮らしの中でも、女性たちは力強く前向きに歩いて行く。

(原題は『The Land Girls』。「農業促進婦人会から派遣され農村で働いた女性たち」のことです。女性たちの恋の話には今ひとつ納得のいかないものが多かったのですが、美しい田園風景に重苦しい戦争の影、という図は興味深かったです。)



陽だまりの庭で/監督・脚本:フィリップ・ブロカ/出演:クロード・リッシュ、サロメ・ステブナン/仏1995/92分
ナチス・ドイツ占領下のフランス。フィリピーヌは8歳の誕生日をむかえ、祖父の家にやってくる。しかしナチスと闇取引をしている父とそれを非難する祖父の間に争いがおこり、父は家を飛び出してしまう。夜間外出禁止令を無視した父はナチスに捕らえられ殺される。父親の死をフィリピーヌに伝えられない祖父は、父はレジスタンスの英雄でナチスと闘っているので姿をあらわせないのだ、と説明。以後この嘘をつき続けるために、前の大戦では臆病で逃げまわっていた祖父自身が爆破テロなどのレジスタンス活動を行うようになる。


フランスの友だち/監督、脚本:ジャン=ルー・ユベール/出演:リシャール・ボーランジェ、アントワーヌ・ユベール、ジュリアン・ユベール/仏1989/108分
1944年、フランス。まもなくやってくる米軍の歓迎準備をしている小さな村。丘の上から戦車を見たアントワーヌとジュリアンの兄弟は、米軍がやってきたと思い皆に伝える。しかし、村人が集まった広場に入ってきた戦車はドイツ軍のものだった。人々は逃げ惑い、遅れてやってきたため事情を知らずに星条旗を振ってしまった村長は射殺されてしまう。自分たちの勘違いのために村長が死んだことに動揺した二人はあずけられていた親戚の家に戻れず、母がいるというリヨンに向かって歩き出す。途中、二人は逃亡ドイツ兵と知り合う。父親を知らない二人は次第に彼に親しみを感じるようになり、彼も二人を守りながら母親のもとへ送り届けようとする。

(冒頭の村長射殺事件以外、戦争中とは思えないのどかな雰囲気の場面が多かっただけに、終盤の展開はかなり衝撃的でした。やはり教会のシーンが。逃亡ドイツ兵がアルザス・ロレーヌ地方出身という設定は、フランスの子どもにはわかりやすいのかな。)



真夜中の戦場 /監督・脚本:キース・ゴードン/出演:イーサン・ホーク、ゲイリー・シニーズ/米1992/107分
1944年12月、仏独国境地帯。情報偵察分隊の軍曹ノットは、敵が潜んでいるアルデンヌの森で1週間、付近の敵の動向を報告するよう命じられる。ノットは口うるさい”マザー”、聖職者になりたい”ファーザー”ら、分隊の仲間6名で雪深い森へ入っていく。ドイツ兵を見つけても交戦を避け、無線連絡をするだけ。静寂の中、ノットは「戦場なのに自然の美に心奪われる」が、マザーは行動・言動が不安定になっていく。ある日、ノットらは森の中で遭遇した少年主体のドイツ兵たちから、捕虜になりたいと打ち明けられる。降伏ではなく戦闘の末に、を装いたいという彼らの希望を受け入れ、偽の銃撃戦を始めたが、この案を聞かされていなかったマザーが「援護」射撃をしてしまう。

(ノットたちは「IQテストで成績が良かった」というだけの理由で情報偵察分隊に。上官の少佐も少尉もプロの軍人ではなく、安易な計画、命令に青年たちは振り回されます。原作はウィリアム・ウォートン『クリスマスを贈ります』雨沢泰 訳/新潮文庫、原題は『A MIDNIGHT CLEAR』。映画の最後に流れる歌が『IT CAME UPON A MIDNIGHT CLEAR』という賛美歌です。)



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